小さいけれど、大きな魅力がつまった島を歩く。香川県男木島

 

( 2017/1の訪問記 )
たで食う虫も好き好きといいますが、世間には離島が好きという人がいまして、知り合いにもちらほらいます。

先日、街歩きが好きという人たちにお会いしたところ、彼らが好む街並みや雰囲気は人ごとに異なり、坂がある町が好きとおっしゃる人がいました。

小さな山がぽっかりと海面から突き出したような男木島にあるのは、坂がある港町、離島というダブルの魅力。

小さいけれど、大きな魅力がつまった男木島にて、集落、そして、島を歩きました。そこで感じた男木島の魅力を以下のトピックでご紹介します。

  • 高松から40分の船旅
  • 斜面にひろがる路地の集落
  • 豊玉姫神社での出会い
  • 男木島の風景


高松港から40分の船旅




香川県高松市にある高松港からフェリーに乗り、約40分程で男木島に到着。
船が島に近づくと、山の斜面に拡がる集落が見えてきます。


船が速度を落とし、着岸する瞬間。
この集落、この島でどんな出会いがあるのだろうと、わくわくします。

斜面にひろがる路地の集落



港に降り立つと、時の流れがゆっくりしているよう。
わずか40分の船旅で、高松とは異なる空気感。




斜面に沿って拡がる集落の中に、狭い路地が迷路のように続きます。


豊玉姫神社での出会い


路地をさまよいながら、坂を登ると、見えてきたのは豊玉姫神社。
男木島の大きさに合わせたかのような小さな神社。
神社から見下ろす集落の風景に心を奪われます。

そこへ、小さな子供の声が聞こえ、路地の向こうから子供があらわれました。
「こんにちは!」
挨拶してくれる子供。
神社に遊びに来たようです。

平地の少ない集落では、神社の敷地内にある小さな平地は子供にとって大切な遊び場であるよう。

近年、男木島に移住する方が増えているんだとか。
もしかしたら、移住者家族の子供なのかもしれません。

街に人の声があると、街が生きていて、子供の声があると、街に元気があるよう。
心なしかほっとします。

男木島の風景


集落を出て、道を進むと、「じいの穴」と書かれた看板が、道から別れた山道の入り口に立っています。じいの穴... 気になる...じいの穴に行ってみましょう。

ベンチからの眺望

山道をとぼとぼと登ると、ちょっと疲れたなというところにベンチがありました。ベンチに座り、お菓子をつまみながら、海を眺めます。

じいの穴


そして、じいの穴に到着! じいの穴はというと。。。



道に戻り、先へ行きます。
島に訪れたのは、1月。
水仙の花が咲き乱れていました。


水仙が咲く道の先にあらわれたのは男木島灯台。
石造りで、歴史がありそうです。


灯台から砂浜に降りると、波立っている海。

風が寒い。
港に帰ろう。
温かいものでも飲もう。

最後に


小さいけれど、大きな魅力がつまった離島、男木島。

わずか40分の船旅で、高松とは全く異なる風景に出会えます。

高松に行かれることがあったら、男木島に足を運んでみてはいかがでしょう。

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