インドの安宿で横浜が頭に浮かんだ。ふとしたことで点と点がつながり道となる

唐突に記憶は蘇る。

横浜、石川町駅をおり、大きな門をくぐると、そこは中華街。
関帝廟があり、中華料理屋、中国の雑貨を扱う店が並ぶ。
中国語の文字があふれ、中国語が飛び交う。
多くの中国系の人がここに暮らし、集っていそうだ。

海外には、日本人宿と呼ばれる宿がある。
インドに訪れたとき、日本人宿にはじめて泊まってみた。

入り組んだ細い路地を牛が歩き、
人が何をするでもなく道端に座り、
お菓子をばら売りをしている小さな雑貨屋で、小さな子供が真剣そうにお菓子を選んでいるのを、店主が優しく見つめている。

路地沿いの古い建物の入り口に二階に上がる階段があり、二階に上がるとそこが宿。

階段を上がり、宿に一歩踏み入れる。
壁に記されている案内は日本語で、日本語が聞こえてくる。
階段の下にある世界とは、別世界。

宿のスタイルは、ゲストハウス。
宿に滞在している旅人がくつろぐ共同のリビングのようなスペースにいる旅人と、
インドでのできごとを話したりする。

韓国、中国、台湾からの旅人もいたが、日本人が多いので日本語で話す機会が多い。
日本にいるような錯覚を感じる。
海外にいるのに日本にいるように感じるのが、いい、悪いはさておき、
少し肩の力がぬけるような、ほっとする安心感のような感覚がある。

最後に


唐突に、横浜の中華街の記憶が蘇る。

中華街に集う中国系の人々も同じように感じているのかもしれない、と思いつく。

その時答えが思い浮かばずとも、それが点となり、いずれ出会う点と、かつての点がつながり、道になるのかもしれない。

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