田舎移住する際に、知っておきたい田舎の風習。道普請によそ者が参加して感じたこと。愛媛県佐島


田舎に移住された方から聞いた、田舎ではよくある風習、道普請(みちぶしん)。

道普請とは、自分たちが暮らす集落のそうじ、草刈りなどを自分たちでする活動。

瀬戸内海、ゆめしま海道、佐島に旅で訪れた際、たまたま道普請があり、参加させていただくことに。

よそ者が、道普請に参加し、感じたことをお伝えします。

いざ、道普請へ


出陣風景

道普請は、朝8時から。
実は、楽しみすぎて、当日、朝早く起きてしまいました。
宿泊先であるゲストハウス、汐見の家のスタッフさんと、宿泊しているみなさんと一緒に向かいます。
完全防備で出陣!

用水路の掃除

用水路の掃除

草を刈ります

現場に到着するとすでに作業されている地域の方々。
用水路に入って清掃していたり。
斜面の草を刈っていたり。
道を掃除していたり。
想像していたより、本格的。

地域の人に挨拶がてら、私たちを地域の人に紹介していただきました。
「手伝ってくれるのはありがたいなあ」と言ってもらえ、気分が和みます。

刈った草をまとめる

道もきれいに

おしゃべりしながら

釜で下草を切ったり。
刈った草をまとめたり。
ゴミを拾ったり。

「あれっ!?あんた、住んでるの?」と話しかけてくる地域の方も。
何気ないおしゃべりをしながら、どちらかというとのんびりするそうじ。
気さくで、オープンな方がいて、とても楽しい。

最後の集まり
掃除中にもらったそう。赤いのはさくらんぼ。

そうじが終わり、一ヵ所に集まる参加したみなさん。
リーダーの方が前に立ち、話し始めます。
何かの告知らしい。
”津波が来る可能性があるとき、避難場所と、みなさんの家が記載された地図をみんなで作る”とのこと。

「避難個所は、何か所?一か所でいいんじゃない?」
「どのくらいの時間で津波が到達するの?」
活発に協議するみなさん。

災害に関すること、避難場所の地図作成など、行政がしてくれるものだと思ってました。
しかし、ここに暮らすみなさんは、自分たちで主体的にそれをすることに驚きが。

最後に、出欠をとって、解散です。

最後に


道普請の目的は、自分たちが暮らす地域をそうじ、手入れし、暮らしやすくすること。

それ以外に、感じたポイントが二つ。
一つは、ゆるくおしゃべりすること。
もう一つは、「共同作業」。直接、会話しない人と一緒に作業すること。

田舎、集落での暮らし。
どうしても折り合いがあわない人がいることもあるでしょう。

ゆるいおしゃべりや、協同作業する道普請は、地域のコミュニティをゆるくつなぐ役割もありそうです。

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