「北風よ早く来い」(堀江謙一著)を読んで。孤独と孤立について思うこと

「北風よ早く来い」は、ヨットで太平洋を単独横断されたときの話です。その中に、孤独と孤立について書かれた一節があります。

孤独と孤立はちがうんじゃあるまいか。人間の中にいて、そっぷを向かれてぽつんとしている。これが孤立だ。孤独は、だれもいないところにひとりいることである。おざなりにされた孤立には、とても耐えられない。しかし、まわりに人がいないというだけの孤独なら、いつかは我慢できるようになる。「北風よ早く来い」より

一人旅と孤独


単独太平洋横断も、一人旅。
どこまでも続く孤独の世界。
そんな状況に自分が置かれたら、どんな気持ちになるのでしょう。

僕にとっての一人旅は、孤独と出会いの連なり。
両方に価値があると思っています。
孤独な時間は、自分と向き合える。
出会いは、出会いを通して、化学変化するきっかけになりえる。

コミュニティと孤立


孤立は、耐えられないと僕も思います。

社会人になりはじめて勤めた会社では、同僚と休日に遊びに行ったり、仕事だけでなくプライベートなつきあいもしました。しかし、その後、転職し、現在も繋がっている人は、一人しかいません。

同僚とは上辺だけの付き合いで、今でも繋がってるその人とは、お互い腹を割り、理解し、その上で気が合う間柄だったのでしょう。

その後、関わったいくつかのコミュニティでは、コミュニティに属しているときは、それなりにつながっているようでも、後になって誰ともつながっていないこともあります。

あたりさわりなくやり過ごすより、どれだけお互い腹を割り、理解できるかだろう。

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