その駅らしさが切り替わる境界はどこにある? ヒントは壁にあり。渋谷駅西口から恵比寿駅編


駅前の印象が改札口ごとに異なる渋谷駅。

渋谷駅西口を出たところにある首都高速

地下鉄 銀座線が空中を走る

渋谷駅西口の印象は、空中のごちゃごちゃ感。歩道橋やら、首都高やら、地下鉄までもが空中を行き交っています。

「駅と隣り駅の間にある"その駅らしさ”が切り替わる境界」を独断で探ぐるシリーズ第2弾は、渋谷駅と恵比寿駅編。
(参考。シリーズ1回目 その駅らしさが切り替わる境界はどこにある?新宿駅南口から代々木駅を街歩き )

渋谷駅らしさが恵比寿駅らしさに切り替わるのはどこか、あるき鉄したので、以下のトピックでご紹介します。
  • 渋谷駅から恵比寿駅まで間の気になる風景
  • 渋谷駅らしさが恵比寿駅らしさに切り替わる境界はどこにある?

渋谷駅から恵比寿駅まで間の気になる風景

歩道橋を超えた先にある山手線沿いの細い道

駅前のとぎれることなく人が行きかう歩道橋を超えた先にある山手線沿いの細い道は、先ほどまでの喧騒と異なり、落ち着いた雰囲気。

渋谷駅駅ビル

4月の初夏のような日射しがアスファルトに降り注いでいます。空を見あげると、随分と工事が進んできた渋谷駅ビルがそこにありました。




「健康とシェイプアップのダンス教室」やら、女子プロを募集しているボクシングジムなどのスポーツ教室が並んでいます。扉の奥にはどんな世界があるのか。気になります...


のびのびした喫煙所


近頃、都内では狭いスペースで煙がもうもうと立ち上がる印象がある喫煙所。ここはベンチもあるし、ひろびろしていて、喫煙者はのびのびしているよう。



かなり前に営業を止めたのだろう蕎麦屋の壁は、ストリートアートだらけ。上の方の落書きは、いったいどうやって描いたのでしょうか。



道路の割れ目に雑草が生えているかのごとく、ちょっとしたすき間に描かれているストリートアート。一方で、元通りにきれいに戻すのに苦労してる方々もいるのだろうなと思ったり。



渋谷駅と恵比寿駅の中間地点あたりにきました。ここにある歩道橋は、なんといいますか東京の一面を感じられるかのよう。


歩道橋からの眺め。ちょっとした絶景!



「驚くほど靴が安い店 石崎商店」。ピンクの靴とピンクのストリートアートとピンクシャツと。

恵比寿の街並みと渋谷区の焼却場

恵比寿駅に近づいてきました。振り返るとビルの合間の渋谷区の焼却場が。存在感あります。

恵比寿駅まえ


そして、恵比寿駅に到着。

渋谷駅らしさが恵比寿駅らしさに切り替わる境界はどこにある?


さて、渋谷駅らしさが恵比寿駅らしさに切り替わる境界はどこでしょうか。渋谷駅のイメージの一つは「若者文化の町」。恵比寿駅は「大人の町」。今回、あるき鉄をして印象に残ったのは、ストリートアート。

渋谷駅から恵比寿駅までの空きスペースには多くのストリートアートが描かれています。雑草が道の割れ目に生えるがごとく。ストリートアートは、すべてが許可をとっているかはわかりません。許可をとっていなければ、迷惑行為。

だけれど、そこになんとなく感じてしまった「らしさ」。

渋谷駅周辺は、ストリートアートに気合いが入っているというか「アート」。恵比寿駅周辺は、落書き感、「そっけなさ」。「アート」と「そっけなさ」が切り替わるのは、どこでしょう。

アート性があるストリートアート

渋谷駅周辺のストリートアート

そっけないストリートアート

アート性を感じる最後のストリートアート

アートを感じる最後のストリートアートは、線路をまたぐ陸橋から恵比寿駅よりのここ。

最後に



あるき鉄をして感じた渋谷駅らしさは「アート」、恵比寿駅らしさは「そっけなさ」。

気合い入ってるなと感じたり、インパクトがあったり、迷惑かもと思ったり、色んな人の思いが交錯しているのだろう「複雑性」も感じた街歩きでした。


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