カラフルな団地が楽しい気持ちにさせてくれて感じた少しだけ豊かな暮らしにする可能性。スロヴァキア・ニトラで感じたこと。チェコ旅徒然日記 9


ブルノの次に目指したのはスロヴァキアの町、ニトラ。移動はバス。僕にとっては、このバス移動がはじめてのヨーロッパでの国境超えです。国境を越えるとき、何かしらあるのかなと想像していました。果たして、まったく何事もなくて、少々拍子抜け。

ニトラの人口は約7万人、丘がつらなる町並みがあるそうです。ニトラに訪れようと思った理由は、”まさに 観光地”というわけではなく、景観がよさそうで都市でもない普通の町そう、という感じです。

ニトラ城からの眺め

旧市街の街並み
旧市街の街並み



旧市街の道路

さて、普通の町とはいったけれど、9世紀にニトラ公国が建てられ、旧市街には歴史的な町並みがありました。ニトラの旧市街と大都市プラハやブルノの旧市街とはおもむきが一味違います。人の数が少なく、地元らしき人々がのんびり散歩していたりおだやかな雰囲気。高台にあるニトラ城からの眺めは、遠くの丘に広がる町並みを一望できます。

どこにでもありそうな企業

街道沿いの中古車ディーラー

旧市街の外は、庭が大きい住宅が並んでいました。街道沿いには、大きくて新しいショッピングモールや中古車ディーラーなど、普通の暮らしを感じます。

カラフルな団地


そして、おっいいな、と思ったのが派手すぎないカラフルな”普通”の建物。その建物は、中世の趣がある建物というわけでなく普通の民家や団地。

ところで、オランダでは新しく建物を建てるには、街の雰囲気に調和しているか行政の指導があるんだそう。他の国でも似たようなことをしているかもしれない、とオランダ人の出会った人から聞いたことがあります。もしかしたら、コンクリートむき出しの団地や調和を考慮していない家だと審査に通らず、審査に通るために色調をまわりに調和させているのかもしれません。

審査があるからか、それとも、したいからしているのか、動機はわかりません。動機はさておき、単なる団地や家を、色調をまわりに調和させカラフルにするだけで、ちょっと気持ちが高まって楽しい気持ちになりました。そこに暮らす本人、そして、町に暮らす人も同じような気持ちなのかもしれません。

そんな気持ちになることは、住まいや町並みに限らないはず。自分とまわりの人がちょっとだけ楽しくなるような、自分が無理なくできることをしたら、少しかもしれないけど豊かな暮らしができそうです。

(2018/1/1~2018/1/10の旅行記です)

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