「森があるでなく森とともにある」「したいことをする」「未来志向」。北海道下川町の暮らし、仕事の話をきいて。

北海道の町と聞いてイメージするところはありますか?

札幌、小樽、函館、稚内、釧路...などが有名ですよね。ところで、下川という町をご存知でしょうか。僕はこれまで町の名前を聞いたことがある程度だったのですが、知っている人にはかなり有名らしいです。

先日、下川に移住された方から話をうかがう機会があり、話を聞いているうちに沸いてきた感情は、なんだかおもしろそう。

今回は、そうと思った下川の暮らし、仕事について、トピックをご紹介します。


  • 「循環型林業経営」。下川町の面積は東京23区と同じくらい。実に、その9割が森林。1953年、国有林だった町内の森林を町は国から8,800万円で購入。当時の町の年間予算は約1億円だったというから、まさに一大決心。その後、伐採→植林→育成→伐採...を循環し繰り返す林業が営まれており、通年で働ける雇用が生み出されています。
  • ”一本の木を大切にする”。一本の木を大切に使い切るという信念で林産業が発達。建材、資材、木炭、アロマオイルなどを一本の木から製品化。町の人に多様ななりわいを生み出しています。他に利用法がない木材は、バイオマスボイラーの燃料として活用。現在、公共施設のエネルギーの45%を供給。将来的には、100%! を目指しているんだとか。
  • 下川の資源や森林を活用し、自分たちがしたいことをしている人たちがいて、そんな人たちのコミュニティもあるそうです。
  • 町の人が集まるイベントや、地元の人と移住者が食べ物を持ちよるタノシモカフェなど交流できる場がある。町の人と意気投合した移住者が、現在、自宅をゲストハウスにすることを検討しているんだとか。
  • 下川の市街地は半径1kmのエリアに店舗や住宅が集まるコンパクトな町。地方では車が無いと生活が不便なケースもあります。日常のことは徒歩で事足りると、市街地エリアに暮らす方は話していました、また、3400人という人口のわりに、飲食店が多い印象を受けました。


以上、下川トピックでした。「森があるでなく森とともにある」、「したいことをする」、「未来志向」、そんな印象を僕は受けました。話を聞いただけですし、自分の目で確かめてみる必要がありそうです。

もし、下川に興味をもたれたら、以下もみてくださいね。

「一人ひとりが歴史を紡ぐ風を生む【北海道下川町】特集、暮らしながら始めます。」
http://motokurashi.com/hokkaido-shimokawa-featured/20170729

「マイナス30度でも移住者が増加中。北海道下川町の、森とともに生きていくまちづくりの秘密」
https://greenz.jp/2017/03/03/shimokawa/

「目的は自給自足ではありません。北海道下川町でエネルギー自給生活をする普久原涼太さんから学ぶ、ライフスタイルのつくりかた」
https://greenz.jp/2016/09/26/ryota_fukuhara/

「下川町ホームページ」
https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/

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