【インド紀行文1】まさにそこはドラクエのダンジョンだった! ニューデリー駅で切符売り場を探して感じたこと


「ニューデリー駅には、だます人がいっぱいいるので、気を付けるように」
地球の歩き方に、そんな風に書いてあります。

実際に、だまそうとする人が、次々に現れます。
彼らをかわし、目的とする場所を目指し進む。
その世界観は、まさにドラクエのダンジョンのよう。

ずっと昔から行きたかったインド。
実際に行ってみると、
気温は摂氏五十度を超える。
スマフォを盗まれる
気を付けていたが、だまされる。
飛行機が壊れる。。。
踏んだり蹴ったりな出来事に遭遇しました。
”もう二度と行きたくない”と思っているかというとそうでもありません。
むしろ、”また行きたい!”と思ってます。

そんなインド紀行を、何度かに分けてお伝えします。
第一弾は、インドに着き、はじめに行くことになった「ニューデリー駅」編です。

インド便を予約したものの


そもそも、私がインドに行きたいと思うようになったのは、有名な本「深夜特急」がきっかけ。
ヒンズー教の聖地であるワラナシの話に、驚き、興味津々になりました。

ところで、みなさんのインドのイメージってどんなですか!?
なんだか怖そう、大変そう、リラックスとは程遠そう。。。
私がインドに行く前のインドのイメージはこんな感じ。
インドには行きたいのだが、なかなか足が向かいません。

果たして、意を決し、インド行き航空チケットを予約。

そして、インドガイド本を読み、
「インドではトイレで用をあまり足さない」というトピックを目にし、トイレがなかったらどうしよう。。。と、再び気が重くなる中、行ってきました。

ニューデリー駅は、こんなところ


ニューデリー空港からも割と近い、ニューデリー駅。
まずは、ニューデリー駅の概要です。

ニューデリー駅はターミナルであり、プラットフォームもたくさんある大きな駅。
とにかく人がいっぱいいて、旅人も多いです。
そのためか、だまされたりするトラブルがとても多いとのこと。

地球の歩き方にも、具体的な手口でだましてくる事例が紹介されています。

ニューデリー駅には、日本と大きく異なるポイントがあります。

ポイント1。駅を南北を抜ける連絡通路があります。
この連絡通路を通過するのに、X線検査装置による荷物チェックがあります。

この連絡通路を通過する際のポイントは、以下の通り。
〇通過するのは無料
〇休みはない
〇X線検査装置に、荷物を自分で入れて、自分で取る

ポイント2。外国人専用チケット予約窓口がある
駅のチケット予約窓口は、通常窓口、外国人専用窓口があります。
外国人は、どちらを利用してもよいのですが、外国人専用窓口はエアコンが効いている部屋になっていました。
外国人専用チケット予約窓口は、ニューデリー駅に限らず、大きな駅にはあるらしい。

インドに到着。そして、仲良くなったJO君


宿を探した近くの通り

ニューデリー空港に深夜到着し、夜は空港で明かし、早朝、市内に移動。
とりあえず、宿を探します。
街を歩いていると、空港でみかけたバックパッカー男子が目の前に。
目が合い、なりゆきでお話することに。
彼は、韓国人、JO君。ふらふらと世界一周しているそう。

朝だけ通りに出店するチャイ屋さん

JO君

道端に座って眺める1

道端に座って眺める2

宿を決め、バッグを置き、通りのチャイ屋さんに。
道端に腰を下ろし、チャイを飲みながら、通りを眺めます。
トゥクトゥク、人、自転車、車、バイク、牛、せわしなく目の前を通りすぎるのを見てると、インドに来たんだなあと実感します。

朝ごはん屋さん

そして、朝食を食べに、屋台に。あげたてでうまい。
カレースープがなくなったら、継ぎ足してくれる、きさくな兄ちゃん。

そして、汽車のチケットを予約するため、JO君と共にニューデリー駅に向かいます。

ニューデリー駅にある外国人向けチケット予約窓口を目指す

駅前の風景

駅前につくと、人、人、人。

駅に向かうと、
「ちょっとまって、そこは通行止。こっちから行って。」(多分そんなことを言っている)
警官らしき人が、両手をひらいてそう言いながら、脇の方を指さします。
「あっ、そうなんだ」と、脇に向かう。
おもむろに後ろから肩を叩かれる。
振り向く。
果たして、そこには首を横に振っているJO君。

そう、これは、トラップらしい。
事前に地球の歩き方を読んでいたのに、まったく気づきませんでした。
だまそうとする人は、なんとなく気づくだろうというと考えていたのですが、あまりの警官らしさに気づきませんでした。

気を取り直し、駅に向かいます。
次は、清潔そうな白いボタンダウンの長袖シャツをきた、さわやかな青年が話しかけてきます。
「今日は、窓口、やっていませんよ。」(多分そんなことを言っている)
もう、だまされません。クリアです。

そうして、駅に到着。
駅の構内では、多くの人が布を床にひいて寝たり、休んだりしています。
日差しを避けれて、石のひんやりしそうで、気持ちよさそう。
「深夜特急」にも、床で寝ている人々の話が書かれていて、
インドは昔からこういう日常なんだなと、感心、感激。

駅の構内を抜け、二階に上がります。
外の喧騒が嘘のような静けさがあり、古い病院のよう。

果たして、外国人窓口に到着。
その一室は、エアコンが聞いていて、静かで、おだやかな空気感です。
ダンジョンの中にあるオアシスのよう。

駅では、その他こんなモンスターがいました


駅を南北に抜ける連絡通路の入り口にあるX線検査装置にて、
「荷物を通すから貸して」(多分そんなことを言っている)と言ってくる人。

宿で一緒だった方の事例。
予約した汽車に乗ろうと、駅に行ったら、
「その汽車は運休です。代わりを案内します。」と言われ、別室に連れていかれる。
そこで、別の汽車の手配をさせられようとしたこところで、
怪しいと気づき、逃げ出したが、予約していた汽車はすでに出発してしまったらしい。

最後に


ニューデリー駅は、モンスターが現れ、オアシスがあるダンジョンのようでした。

実は、ダンジョンが楽しくなってしまい、用もないのに、駅に何度も行きました(笑)。
すると、モンスターさんは現れなくなったんです。
多分、モンスターさんは、新入りじゃない旅人の顔を覚えてるんじゃないかと思います。

最後に、ポイントをおさいします。

X線検査装置のポイント。
〇通過するのは無料
〇通路に休みはない
〇X線検査装置に、荷物を自分で入れて、自分で取る

駅、窓口のポイント
〇休みはない

汽車の運行状態のポイント
〇ちゃんと電光掲示板がある。運休かどうかは自分で確かめられる

話しかけてくる人は、誠実そうな人でも怪しい

何が現れるかわからないドラクエのダンジョン、そんなニューデリー駅でした。

-------------------------------------------
『誰かの旅の小さなきっかけになれたら』

※Twitter, Facebookにて、ブログ更新情報をお知らせ致します。
Twitter(お気軽にフォローどうぞ)
http://twitter.com/momoyururi

※Instagramにて、「気になる日常的旅写真」を紹介しています。
Instagram(お気軽にフォローどうぞ)
http://www.instagram.com/momoyururi/

※写真の無断使用はご遠慮願います。
写真をご希望の際は、ご連絡くださいますようお願い申し上げます。

このエントリーをはてなブックマークに追加